日本財団 図書館


 

停止距離を750mとした場合、ブレーキ初速から停止までの平均減速度は次のとおりである。

087-1.gif

(b)ブレーキ力
ディーゼルカーのブレーキ方式は、エンジンブレーキと空気ブレーキが一般的であり、いずれもレールと車輪踏面間の粘着力を利用している。この粘着力は次式で表される。
F=μ×W
F:粘着力
μ:粘着係数
W:車輪上重量
上式から粘着力すなわちブレーキ力は粘着係数μによって決まる。粘着係数は車種によって異なり、速度が高くなるに従って低下する傾向にある。ディーゼルカーの粘着係数の式を次に示す。
μ=0.285(1+0.114V)/(1+0.15V)
V:速度
(C)新スプリンターの減速度
前項から計算上は非常に高い減速度が得られるが、天候やレール面の状

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION